近所のパワースポットを巡る!!八重垣神社を探索
少しですが、八重垣神社について書いていきたいと思います。
まずは神社名の由来についてです。
神社の名前にもなっている八重垣とはまずどんな意味があるのでしょうか。
一つずつ見ていきます。
まず、八重(やえ)ですが、八つ、または数多く、重なること。とあります。
これだけだとまだ意味が分かりません。
次に垣(がき)です。これは土地のまとまりを他と仕切るために設けた、割合低く、普通は隙間のある囲い。とあります。
これを簡単にまとめると数多く重なった土地を仕切るための囲いになるかと思います。
あくまで直訳ですが、、、。
これだけでは意味が分からない、、、。
なぜ、そんなものが神社の由来に?
八重垣神社の由来を撮ってきたので見てみましょう。
ここで重要になってくるのが御祭神です。八重垣神社の御祭神は八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した素戔嗚尊(スサノオノミコト)と稲田姫(イナダヒメ:某ピンボールソシャゲなんかでは別名クシナダとしても有名です。)の御夫婦の神様です。
ではなぜ、八重垣なのか、それは八岐大蛇の退治に起因します。
素戔嗚尊は八岐大蛇の生贄にされそうな稲田姫を妻にもらうため、八岐大蛇から稲田姫を守る約束をします。
この際、安全な場所として佐久佐女の森を選び、そこにある大杉を中心に八重垣(囲い)を作って、稲田姫を隠したとされています。
んっ?
八重垣で隠す?
個人的にはとても不自然な光景が想像されますが、これを調べだすと大変なことになりそうのでそんなもんだと言い聞かせることにします。
たぶん八岐大蛇は少し目が悪いんでしょう。
もしくは太古の風習と結びつくメタファーでし
ょうか。
話が逸れました、なんやかんやで素戔嗚尊は八岐大蛇を退治します。
そして稲田姫と結婚を両親から許されます。
この時、素戔嗚尊が稲田姫と一緒になれることを喜んで詠んだ歌があります。
『八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を』
なんとこれ日本最古の歌なんだとか、
最古ってだけで、すごいありがたい気がしますが、素人目には八重垣が3回も入っており、リズムも悪く、あまりうまくない気がしません。あくまでも個人の感想です。
個人的な現代語訳しますと
『多くの雲が立ち上る 出雲の国の雲は幾重にもめぐらした垣を思わせる 妻をこもらせるために 幾重にもかさなった垣を作ろう 出雲の国の幾重にもかさなった雲のように』
こんな感じでしょうか。
この歌の中で八重垣とうたわれており、この八重垣が由来になったってことですね。
たぶんそうでしょう。
要約する八重垣神社はとても仲のいい夫婦の神様がおまつりされているので、縁結び・家庭和合・子孫繁栄・安産等の御利益がある神社ということです。
皆さんも一度は行ってみてください。